上海新幹線事情

上海及び上海虹橋を起点に発着している高速列車は2種類あり、どちらも中国鉄道部(国鉄)が運営しています。


1、高速動車組(G~次)
列車番号がGで始まる列車は高速動車組(以下G列車)と言い、最高時速300キロ以上の高速専用鉄道内のみを走る高速列車です。上海及び上海虹橋を起点に全ての列車が西は南京、南は杭州までの区間で運行されています。高鉄と言われるのは一般的にこれです。


2、動車組(D~次)
列車番号がDで始まる列車は動車組(以下D列車)といい、高速専用鉄道だけでなく在来線へも乗り入れるタイプの高速列車で最高時速は250キロになります。
上海および上海虹橋発着の場合、基本的には南京や杭州より更に遠方へ行く列車になります。特に杭州方面は郊外の杭州南駅停車が多く不便です。蘇州へでしたらこの列車でも行けます。


4月30日、抗州から上海虹橋まで利用しました。
抗州駅では連休前で在来線の切符を買う人の長蛇の列。もちろん、中国語は初心者、ほとんどわかりません。

順番を待つ間、電光掲示板の漢字を頼りに、持っていたメモ用紙に「我想去上海 G○○○○(4桁の数字) 2席(1席もあります)4 13:00(発車時刻)」と書き、ドキドキしながら順番を待つこと30分。
順番が来て身振り手振りでなんとか。
ナ、ナント!切符を購入するのに、パスポートを提示、コピーを取られました。その間、後ろの人が次から次へと押し寄せてきます。(ちょっとこわい至近距離)

なんとかチケットをゲット。遠く離れた建物にあるプラットフォームに急ぎます。指定の座席に座ってほっとすると、動き出しました。最高速度301キロを記録しましたが、たいした揺れも感じず快適な旅でした。